転職採用の面接官って面接の時はどこを見てるの?点数とかつけてるの?合否はどうやって出してるの?対策はできるの?
- 記事で得られること
転職の面接で面接官が見ているポイント。面接後、合否発表まで裏で何をやっているのか。
- このブログの著者について
タコスはマネージャーとして採用も担当。30人以上の採用をした。今まで転職2回経験。1回目の転職で大失敗、即日解雇を受け、再就職を決意。転職活動1ヶ月で再就職を実現。みなさんが私と同じ失敗をしないように、経験に基づいて転職のアドバイスをしています。
面接官が面接でどんなところを見て合否を出しているかわかれば対策もできるので、内定率はグンと上がります!是非、記事のブックマークして何度も復習して面接本番に望んでください。
面接官の役割・ミッション
面接官が転職を希望する面接者に対して見ているポイントを知る前に、面接官について理解しておきましょう。彼らの立場を理解することでどんな姿勢で面接に望むべきか見えてくるはずです。
面接官のやるべきことは応募者が業務に必要なスキルや能力を持っているかを見極め、採用ミスマッチを防ぐこと。
つまり、面接を挑む私達は業務に必要なスキルや能力を持っているかをアピールし、採用するメリットがあることをたった一時間以内の限られた面接時間の中で面接官に納得させることが必要です。
非常にシンプルですね。よくある面接対策では、自分のきらびやかな経歴のアピール、今まで頑張ってこと、自分がこれからやっていきたいことなどを宣言、などありますが、結局の所、企業があなたを採用するメリットがある納得しなかればならないのです。
あなたは労働を提供する商品です。その商品を買いたいと企業に思わせるためにプレゼンをする。これが面接の本質です。
新卒と転職では面接官が見ているポイントが異なる。即戦力だ!
新卒と転職とでは面接官が見ているポイントも変わってきます。転職面接のほうが、もっと職務について関連した質問も混ざってきます。
たとえば、営業の職務に応募した面接では『ですが月のノルマまで10%足りない状況で残り一週間であなたならどのように対処しますか』
などです。新卒の採用であればポテンシャル採用ということで、学生時代に頑張ったことや、強みや弱みなどを聞いて具体的な質問までは踏み込まないですが、転職採用の場合はそれに加えて自分がいかに職務で活躍できる知識や能力があるかをアピールする必要があります。
これが面接官が見ているポイント
先ずは基本的な部分です。これは印象であったり社会人としての最低限の常識やマナーが伴っているかの判断要素ですね。それぞれが面接の合否に直結する要素ではないですが、総合的に判断される大事な部分です。
(基本編)
- 面接に遅刻しない(これだけは例外です。遅刻したらまず受かりません。万が一、遅効してしまった場合はしっかりと遅刻してしまった理由を述べて謝りましょう。 )
- 服装や身だしなみが乱れていない
- 目を見て話す
- 目に活力や輝きがある
- 言葉使いが適切
- 話に一貫性がある
- 質問に対してずれた回答をしていない
- 話が長すぎず簡潔に話せる
- 前向きな発言が多い
- 話が面白い(ユーモアや知性を感じる)
- 明らかな嘘をついていない
- 他責思考になっていない
- 言い訳がましくない
- 自信過剰や横柄な態度を取っていない
- 待遇面だけにこだわりすぎて面接していない
- 協調性が感じられる
- 素直
- やる気がある
- 自分が目指す姿が明確
- 熱意がある
- ストレス耐性がある
- 責任感がある
- 学ぶ意欲がある
- 逆質問の内容
(もっと踏み込んだポイント)
- 応募者の経験やスキルが募集職務で活かせるかどうか
- 自社とのカルチャーフィット
- キャリアプラン
- 長く勤め活躍してくことができる人材かどうか
採用面接は点数付けされている!
では実際に採用面接はどのようにして合否を出しているのか、ですが多くの企業は各質問に対しての回答に点数を付けています。以下は私が実際にマネージャーとして採用面接した際のチェックシートです。この採用では営業者を雇う採用でした。
・自己紹介(点数なし)
・弊社とこのポジションを志望される理由 5点
・あなたの強みを教えてください。5点
・あなたの強みを今回のポジションにどの様に活かせると思いますか 5点
・3年後、5年後のキャリアプラン 5点
・もしお客が怒っていたらどうのように対処しますか 5点
・今まで一番大変だったエピソードを英語で 5点
・弊社の商品について説明してもらう 10点
・セールスロールプレイ(面接官がクライアント役、面接者が営業担当役) 10点
・逆質問
そして合格点は総合の7割でした。合格点を越えた人はだいたい採用の内定を出していましたが、先程の上記の様に面接官が見ているポイントの部分で問題があると不採用になっていた人もいます。
しかしながら、合格点を獲得できた人はちゃんと面接の準備をしてきた人なので面接官が見ているポイントもちゃんとおさえて望んでくる人がほとんどです。
つまり準備をちゃんとした人であれば十分、内定を取ることが可能な訳です!
自分はこんな完璧な人間ではないので、自分には無理だ!と思うかもしれないですが、大切なのは演技です!
上記のポイント抑えていかにも優秀な人物であるように振る舞えば良いのです。何故なら面接官はあなたを履歴書、職務経歴書、面接でしかジャッジできないからです。面接で最高の自分をプレゼンしましょう。
実は最初の10分で勝負は出てる可能性は高い
これは私が採用面接官として毎日5件以上の面接を行い、過去30人以上採用を行った経験からですが、面接の合否は面接が始まった10分以内に大体決まってしまっている気がします。
というのも、採用面接官はその道のプロですし毎日応募者を相手にしているのでその応募者がちゃんと準備して面接に望んでいるのかそうでないのか、その人のスキルが応募している職務にマッチしているのか、自社のカルチャーフィットに合っているかなどは大体解ってしまうのです。
仮に、どんなにキャリアとスキルがあって素晴らしい人が面接に来ても、ちゃんと準備して面接に臨んでいないのはすぐに見抜けますし、自社に対するやる気も無いと判断されますので落ちます。
それくらい面接序盤の『つかみ』は大切です。
実は各業界の採用担当者が「重視している」のはどのポイントは「第一印象」という結果があります。その次に「受け答えの仕方」も上位に入っています。ここからも最初の10分で合否が大体決まってくるというのも納得ができます。
序盤10分の『つかみ』を攻略し、各質問にしっかり答えることができれば内定獲得は夢ではありません!
Dodaより引用
面接後から内定の合否が出るまで
- 一人の面接官の場合→面接後、上記のプロセスを考慮して採取決断の合否を人事に連絡。人事から応募者本人やリクルーターに結果を報告。
→合否に迷った場合は、上司や他のマネージャーと相談して決断。必要があれば新しい面接を組む。
- 複数名の面接官の面接の場合→面接後、感想を述べ、話し合いの元に合否を決定。(実は合否の意見が分かれることもよくあります。)
→人事に連絡。人事から応募者本人やリクルーターに結果を報告。必要があれば新しい面接を組む。
*もし、面接の結果が良くて内定を即決されれば内定通知はすぐに来ます。逆に結果が悪すぎて不採用が確定でも同じです。一方でまだ候補者がいて他に面接を控えている場合は1-2週間以降も結果が来ない場合があります。
結局は一緒に働きたいかどうか
ここまで面接官の見ているポイントや採用の採点内容などを紹介してきました。しかし、結局は面接官がその応募者と『一緒に働きたいかどうか』です。人間ですから。
面接官がその応募者の直属上司になる可能性は高いです。ですから彼らが面接をしているのです。その人達が、一緒に働きたいと思えば合格、ちょっとなんか嫌だなぁと思ったら不合格、です。
印象はとても大事です。印象が悪ければ面接の質問にしっかり答えられもアウトということを覚えて置きましょう。
まとめ 面接官が見ているポイントさえ押さえていれば面接突破率は上がる
ここでまとめておきましょう。
- 面接官が見ているポイントを抑えて対策をする。
- 最初のつかみの10分がとても大切。第一印象が面接の結果を左右する。
- 採用面接は点数化して合否を出している。面接官が見ているポイントとつかみの第一印象も含めて最終的な採用不採用の合否が決まる。
この記事を何度も見直して是非、転職面接に役立ててくださいね!
また転職エージェントを利用すると転職活動はとてもラクになります。
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