退職代行を使って仕事を辞めたいけど心配なのが、転職先に退職代行を使って前職を辞めたかバレてしまわないかということ。
バレたら内定に影響が出てしまいそうで心配ですよね。
この記事では以下を解説します。
- 退職代行を利用しても基本的には転職先にバレない
- バレない理由
- バレるケース
- バレないための方法
結論:退職代行を利用しても転職先にバレない
結論から言うと退職代行を利用しても基本的には転職先にバレません。
ですので、安心して退職代行を利用して転職活動をしても問題ないと考えましょう。
その理由を次で解説します。
退職代行を利用しても転職先にバレない理由
退職代行を利用しても転職先にバレない理由は主に4つあります。
プライバシーが守られている
退職代行サービスは利用者の個人情報や契約内容などのプライバシーが保護されているため、バレるのリスクは低いです。
退職代行サービスは個人情報保護法や契約法などの法的規制を順守しているので、悪徳業者でないでない限り、第三者への情報流出や不正利用は行われません。
また会社側も従業員のプライバシーを厳守する必要があります。
会社が同業界の他社採用担当者などに、従業員が退職代行サービスを利用したことを勝手に漏らすと、会社の評判が損なわれる可能性があります。
そのため、退職利用したことが転職先を含めた外部に漏れるというリスクは低いのです。
退職代行の利用はオンラインで完結
退職代行サービスは依頼から退職までオンライン上で手続きが行われますので、家族や会社関係者に目撃されてバレるということはありません。
退職代行の利用の流れは以下のとおりです。
- 退職代行に相談
- ヒアリング
- 料金の支払い
- 退職代行による手続作業
- 貸与物と退職届を郵送で退職完了
貸与物などの返却も郵送ですし、手続きも退職代行が仲介してやってくれるので安心です。
おすすめの退職代行
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転職先による前職調査は禁止されている
前職調査とは、転職先の会社が本人が以前勤めていた会社に連絡を取り、勤務態度、人柄、業務遂行能力などを調べることを言います。
以前まではこの方法が企業間でよく行われていましたが、個人情報保護法の改正により現在は前職調査が難しくなっています。
その代わりに最近では、前職の上司などに本人が前職でどのように活躍していたかなどを質問するリファレンスチェックが普及してきています。
個人情報保護法 第20条では本人の同意なく個人情報を取得することは禁止されています。
そのため、転職先の会社が前職での退職代行利用を知ることはできないようになっています。
(適正な取得)
第二十条 個人情報取扱事業者は、偽りその他不正の手段により個人情報を取得してはならない。
2 個人情報取扱事業者は、次に掲げる場合を除くほか、あらかじめ本人の同意を得ないで、要配慮個人情報を取得してはならない。
一 法令に基づく場合
二 人の生命、身体又は財産の保護のために必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき。
三 公衆衛生の向上又は児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき。
四 国の機関若しくは地方公共団体又はその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合であって、本人の同意を得ることにより当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがあるとき。
五 当該個人情報取扱事業者が学術研究機関等である場合であって、当該要配慮個人情報を学術研究目的で取り扱う必要があるとき(当該要配慮個人情報を取り扱う目的の一部が学術研究目的である場合を含み、個人の権利利益を不当に侵害するおそれがある場合を除く。)。
六 学術研究機関等から当該要配慮個人情報を取得する場合であって、当該要配慮個人情報を学術研究目的で取得する必要があるとき(当該要配慮個人情報を取得する目的の一部が学術研究目的である場合を含み、個人の権利利益を不当に侵害するおそれがある場合を除く。)(当該個人情報取扱事業者と当該学術研究機関等が共同して学術研究を行う場合に限る。)。
七 当該要配慮個人情報が、本人、国の機関、地方公共団体、学術研究機関等、第五十七条第一項各号に掲げる者その他個人情報保護委員会規則で定める者により公開されている場合
八 その他前各号に掲げる場合に準ずるものとして政令で定める場合
参照:目次e-GOV 法令検索:平成十五年法律 第五十七号 個人情報の保護に関する法律
前職調査を行うと、個人情報保護法や労働基準法などに違反する可能性があり、罰金の対象となるリスクもあるため、会社側も前職調査を行わない場合がほとんどです。
前職側からの個人情報の提供が禁止されている
転職先が本人の同意なく前職に聞き出して個人情報を取得することは禁止されているのと合わせて、前職も個人情報を外部に提供することを禁止されている法律があります。
(第三者提供の制限)
第二十七条 個人情報取扱事業者は、次に掲げる場合を除くほか、あらかじめ本人の同意を得ないで、個人データを第三者に提供してはならない。
一 法令に基づく場合
二 人の生命、身体又は財産の保護のために必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき。
三 公衆衛生の向上又は児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき。
四 国の機関若しくは地方公共団体又はその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合であって、本人の同意を得ることにより当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがあるとき。
五 当該個人情報取扱事業者が学術研究機関等である場合であって、当該個人データの提供が学術研究の成果の公表又は教授のためやむを得ないとき(個人の権利利益を不当に侵害するおそれがある場合を除く。)。
六 当該個人情報取扱事業者が学術研究機関等である場合であって、当該個人データを学術研究目的で提供する必要があるとき(当該個人データを提供する目的の一部が学術研究目的である場合を含み、個人の権利利益を不当に侵害するおそれがある場合を除く。)(当該個人情報取扱事業者と当該第三者が共同して学術研究を行う場合に限る。)。
七 当該第三者が学術研究機関等である場合であって、当該第三者が当該個人データを学術研究目的で取り扱う必要があるとき(当該個人データを取り扱う目的の一部が学術研究目的である場合を含み、個人の権利利益を不当に侵害するおそれがある場合を除く。)。
参照: e-GOV 法令検索:平成十五年法律第五十七号 個人情報の保護に関する法律
そのため、法律によって転職先が前職に個人情報を取得できない、前職が転職先に個人情報を提供できない、という両方が守られています。
退職代行の利用して転職先にバレるケース
以下のケースは退職代行を利用してバレる場合がありますので注意しましょう。
転職先が前職と同じ業界や競合他社の場合
転職先が前職と同じ業界や競合他社だったりと人の繋がりでバレてしますことがあります。
はやり会社やクライアントなど、社員同士の繋がりで噂として広まってしまうものです。
特に退職代行を使った辞め方は珍しいですので、人同士でも話題になる可能性があります。
その際に結果として自分が退職代行を利用して退職したというこという事実が人を通して転職先にバレるパターンです。
必ずしもそうなるとは限りませんが、可能性は0ではありません。
転職先にバレる確率を低くしたい場合は、異業界や競合他社ではない会社に転職することをおすすめします。
人が少ない地方などで転職した場合
人口が少ない地方だと他人同士の付き合いが近いため、噂として直ぐにバレる可能性があります。
この場合だと、たとえ異業界や全く別の会社に転職しても、同じ地域内で転職する限り、退職代行を利用して退職したことがすぐにご近所の噂や業界内の噂で広まるかもしれません。
解決策とはしては地域を替えて転職するのもおすすめです。
SNSで発信してしまう
最近はこの問題が大きくなってきています。
インターネットは誰もがいつでもどこでも見ることができる世界です。
特にSNSでうっかり退職代行を利用したことを投稿してしまうとバレてしまう可能性があります。
実名で利用しているSNSでは絶対に辞めましょう。
また、匿名や鍵アカウントを使っているものでも、過去の投稿やフォロワー等によっても分析されて本人特定されることもありますので退職代行を利用したことをSNSに共有するのはおすすめしません。
面接で直接言ってしまう
転職の面接で退職理由はよく聞かれる質問内容の一つです。
その時にうっかり退職代行を使って辞めたと言ってしまわないようにしましょう。
仮に退職代行を使ったとしても言う必要はありません。
退職理由は退職した理由であり、どうやって退職したかではありません。
また嘘でもいいので退職理由もポジティブな理由で答えましょう。
詳しくはこちらで解説しています。
【関連記事】転職の面接 | よくある質問と対策
退職代行の利用して転職先にバレないようにする方法
以下は退職先にバレないようにする方法です。
評価の高い退職代行を利用する
悪質な退職代行だとサービスがいい加減であるために、個人情報がしっかりと守られずに代わりに退職手続きをされてしまい、どこかでバレてしまう可能性があります。
口コミなどの評価の高い退職代行であれば、個人情報の管理から退職の手続きまでしっかり行ってくれるので安心です。
次の退職代行は評判も良く、安心して利用ができます。
おすすめの退職代行
合同労働組合が運営しいるので安心です。全国で即日退職対応しています。LINEで無料相談も可能。
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業界初、顧問弁護士監修の退職代行なので安心です。LINEで相談も可能。
退職代行にも口止めをしてもらう
自分が退職代行を利用したことを前職が誰にも言わないように、退職代行にも直接お願いをしておきましょう。
前に務めていた企業への口止めです。
上記で紹介した退職代行であれば安心ですが、手続きの相談のときには念のためそのように伝えておいたほうが安心です。
退職代行を利用したと周囲に言わない
退職代行を利用したことを誰にも言わないようにしましょう。
家族はまだしも、友達はアウトです。
なぜなら仲のいい友達でもどこで繋がりがあるかわかりませんし、悪気はなくてもSNSなどで全国に拡散されてしまってバレる可能性もあります。
退職代行を利用したことが絶対にバレたくないのであれば、絶対に誰にも言わないようにしましょう。
まとめ:退職代行を利用しても転職先にはバレないが注意は必要!
評判の良い退職代行を正しく利用すれば基本に転職先にばれることはありません。
また、バレるケースに注意して退職と転職をすれば問題がないことが分かりました。
退職代行を利用しようか迷っている人は是非、安心して利用して下さい。
まずは退職代行の無料相談をして情報収集するのもおすすめです。
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