Googleは外資系企業で英語がネイティブのようにペラペラでないと転職できないのではないかと心配する人もいるでしょう。
実際はどうなのかこの記事で詳しく解説していきます。
またこちらはGoogle転職のノウハウをまとめた完全解説をしています。合わせて読んでみてください。
この記事は私が2022年から2023年にかけて転職活動をした経験と情報を元に提供しています。Googleも採用面接まで受けました。
筆者は以下のエージェントからGoogleをはじめとしたGAFAの非公開求人を紹介してもらいました。
そのほか利用した転職エージェントは以下のとおりです。
エージェントによって扱っている求人や相性が異なるので併用するのがオススメです。
私は当時、10件近くの転職エージェントを同時に利用して1ヶ月で業界最大手企業に内定が貰えました。 関連記事:【実際に使って内定取りました】転職サイトおすすめ27選!
おすすめの転職エージェント
- ビズリーチ
ハイクラス転職に強く、登録するだけでスカウトが来るタイプです。
- リクルートエージェント
求人の種類と数は業界一です。キャリアドバイザーが履歴書添削や面接の練習もしてくれます。
- 記事で分かること
- Google転職は英語力が必須かどうか
- Google転職で必要とされる英語のレベル
- Googleで働く人達の実際の英語のレベル
また、筆者はAmazonの管理職を受けたこともあり、Amazonの面接のコツや体験談を次の記事で紹介しています。
GAFA転職に興味がある人は是非参考にしてみて下さい。
【関連記事】Amazon(アマゾン)の管理職の選考を受けた転職活動体験談
最低限の英語ができないとGoogleには転職できません
結論から言うと英語ができないとGoogleに転職するのは難しいです。
巷のブログや転職情報サイトでは英語ができなくてもGoogleに転職できるという情報が流れていますが、現実的に厳しいです。
最低限、英語での業務ができるビジネスレベルの英語が必要と言えます。
その理由をこれから説明していきます。
求人の募集要項には英語が必須と書かれている
まず、Google Japanの求人の募集要項にはどれにも英語および日本語による、文書及び口頭での優れたコミュニケーション能力が必要と書かれています。
Google Japanには主に【セールス、サービス / サポート】と【エンジニアリング、テクノロジー】を募集していますがどちらでも求人には英語と日本語が必要と書かれています。
セールス、サービス / サポートの営業職であるアカウントマネージャーでも英語と日本語が必要です。
エンジニアリング、テクノロジーのクラウドエンジニアでも英語と日本語が必要です。
エンジニアリング、テクノロジーではまれに英語必須とは書いてない求人もありましたが非常に稀です。こちらはプログラムマネージャーのポジションです。
Googleの面接では英語で質問をされる部分がある
面接では英語でやり取りをする場面が必ずあります。これは候補者が英語力があるかどうかを審査するために設けられています。
実際にGoogleの面接官も面接中にそう言っていました。
Googleには2種類の面接があります。
- 短いバーチャル面接: リクルーターとのカジュアルな面接になります。候補者がどんな人物であるかや、応募する職種に合っているバックグラウンドかなどを知るための30分面接です。
日本人リクルーターであれば日本語、日本語を母国語としないリクルーターであれば全て英語で話す場合もあります。私は両方経験しました。
リクルーターは主にGogole Japan か Google シンガポール(Google APACの本社)から連絡をしてきます。
シンガポールのリクルーターですとほぼ確実に全て英語でコミュニケーションを取らなければなりません。
- 面接:職種によって面接回数は代わりますが、数回面接がある中で確実に1つの面接では英語で質問されることがあります。
私が面接で聞かれた英語の質問は
『自己紹介を英語でお願いします。』
でした。
そして自己紹介が終わると前職について具体的に何をしていたか深掘りした質問でそれを英語で答えていく流れです。
英語の質問は大体5分くらいでした。
英語の質問の量や長さは面接官の裁量によって変わります。
英語ができないとGoogleで働くのも難しい
Google Japanで働くには英語力が必要です。英語力がない人はGoogle Japanで働き続けるのが辛いようです。
以下はGoogle Japanで働く社員のナマの声を集めたものです。
英語は必須で、営業で英語が話せない人間もいるが、それなりに苦労する。外国人が一人でもMTGの場にいれば英語のMTGが始まるので、英語力がないと発言が出来ず苦労する。部門によっては海外のチームとのテレカンも多いので、相当な英語力が求められる。
営業、在籍10~15年、現職(回答時)、中途入社、男性、グーグル合同会社
ただ、営業以外は基本的に英語が必要なので、英語が出来ることが大前提で、キャリアは築きやすいと感じます。 海外への転籍や、日本にいながらapacの仕事が出来る点などもとても良いと感じます。
プロダクト、在籍3~5年、現職(回答時)、中途入社、女性、グーグル合同会社
また、社内では多くのミーティングを英語で行うのと、大事なメールも英語なのでグローバルな環境・雰囲気があるのも妥当であった。 なお、認識すべき点は、やはりパフォーマンスを高く保っていないとなかなかチャンスが開かないので、合わない部署で地道に頑張らなければいけない人もおり、苦労する人もいる。また、日本の企業を相手にする営業は英語を理解できるレベルで十分だが、将来的に他のヘッドクオーターと働くチームにいきたいなら英語は必須。
営業、在籍3~5年、現職(回答時)、新卒入社、女性、グーグル合同会社
英語ができないと早い段階で詰む。 最初の2−3年は無理やりなんとかなるにせよ、それ以降にUSやシンガポールの統括者とやりとりが発生する段階で、英語が阻害理由となり離職する人が多数現れる。「死ぬほど優秀だけど英語ができない人」はすぐに辞めるが、「そこそこの優秀さで、とにかく英語ができる人」が長生きする。
事業開発、在籍10~15年、現職(回答時)、中途入社、男性、グーグル合同会社
これらの口コミがOpenworkに寄せられていました。
つまり、クライアントやお客さんと仕事をする際は日本語でも問題ないが、社内でのコミュニケーションは英語がメインになります。
それがGoogle Japanだけでなくアメリカやシンガポールといった支社とミーティングとかになると更に英語で業務する力が必要になります。
ハイレベルな英語ができなくてもGoogleに転職は可能
しかしネイティブレベルの英語力がなくてもGoogle Japanへの転職は可能です。
Google Japanへ入社している日本人社員が全員、帰国子女ではありませんし日本生まれ日本育ちの人も多いです。
そして私達は義務教育である程度の英語を学んでいますので基本的なインプットはすでに身についています。
それをアウトプットして業務に使えるだけの慣れが必要なだけです。
特に、話すこと、聞くことを必要とするコミュニケーションを練習する必要があります。
面接での英語の質問も簡単なコミュニケーションが英語でできるかどうかをテストするレベルですので、練習してそのレベルまで持っていくことができれば面接突破も可能です。
英語ができなくてもGoogle転職できたという人の体験談から分析
英語できない。だからGoogleへ転職
Googleに入社されたごわりすさんのGoogle転職の体験談です。
ごわりすさんは英語ができなくてもGoogleへ転職して働けると仰っています。
ここで抑えておきたいのは以下の3つです。
- ごわりすさんは「英語は最低限の力があればいい」と仰っているのと
- Google入社前のごわりすさんの英語力はTOEIC550点だったこと
- Google面接の質問対策として英語の回答を準備して練習していたこと
まったく英語ができなくてもいいとは言っていません。
ごわりすさんはTOEIC550点レベルの英語力がすでにあり、なおかつGoogle面接対策もしっかりと行っています。
一般的に、ビジネスで英語を使う場合、英語だと最低でTOEIC600点程度が必要と言われており、ごわりすさんはそれに近いスコアも持っていらっしゃいました。
つまり、最低限の英語力としてTOEIC600点前後は欲しいところです。
参考:https://note.com/rizgohan/n/n91d6c6a20e60
Google転職面接に備えて英語の練習をしよう
Google面接を受ける前に英会話の練習をしておくととても良いです。
ネット上やSNSで海外の人と無料でつながることも簡単です。
またしっかりと英会話を習ってGoogleの面接の対策もしたいという人は有料の英会話レッスンを受けるのも良いです。
英語があまりできなくてもGoogle転職を成功させるコツ
Googleの面接では英語以外にも大切な項目があります。
以下がGoogleが面接で見ている4つのポイントです。
- 「リーダーシップ」Leadership:役職やポジションに関わらずリーダーシップ能力があること。
- 「職務に関連した知識」Role-Related Knowledge (RRK):応募者が求められる成果を達成するために必要な経験、経歴、スキルなどを評価する要素です。
- 「考え方:地頭:一般知識」General Cognitive Ability (GCA):応募者が新しい状況を学び、それに適応できる能力を持つ人材を求めています。応募者の現実の難問解決能力や学習能力が重視されます。
- 「Googleらしさ」Googleyness:Googleが掲げるモットーのようなもので、あいまいさに対処できる柔軟性や積極的な行動力、協調性を持っているかどうかに注目します。
これらがしっかりと面接で答えられていれば、多少英語力が弱くても面接突破は可能です。
逆に英語がとても流暢でもこの4つのポイントが攻略できていないと簡単に落ちます。
まとめ:Googleへの転職は最低限の英語力が必要。英語ができない人でも対策はできる!
Googleへ転職するには全く英語ができないと厳しいことがわかりました。そして入社後も英語ができないと辛い思いをしてしまいます。
しかしながら、入社後から勉強して英語力を伸ばしていくことは可能です。そしてGoogleの面接で質問される英語のポイントを抑えて準備しておけば面接突破も十分可能です!
【関連記事】Googleを扱う転職エージェントは稀。でも1件見つけました。
現在、転職を考えている人は以下の転職エージェントがおすすめです。
エージェントによって扱っている求人や相性が異なるので3つ全て併用するのがオススメです。
おすすめの転職エージェント
- JACリクルートメント
ハイクラス転職に強いです。
- ビズリーチ
ハイクラス転職に強く、登録するだけでスカウトが来るタイプです。
- リクルートエージェント
求人の種類と数は業界一です。キャリアドバイザーが履歴書添削や面接の練習もしてくれます。
以下はリクルートエージェントの特徴や使い方を解説しています。自分に合ったエージェントを使ってみてくださいね。
外資系企業で英語力を鍛えて仕事を頑張りたいという人は転職エージェントのロバート・ウォルターズもオススメです。
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