- 記事で分かること
- 年収交渉について
- 年収交渉の相場
- 年収交渉のやりかた
- このブログの著者について
タコスは外資系企業でマネージャー兼、採用面接官として採用を担当。今まで転職2回経験。1回目の転職で大失敗、即日解雇を受け、再就職を決意。転職活動1ヶ月で再就職を実現。みなさんが私と同じ失敗をしないように、経験に基づいて転職のアドバイスをしています。
年収交渉とは
年収交渉とは、新しい仕事や職場に転職する際に、自分の希望する年収を求めることや、現在の職場で昇給や昇進を目指す際に、自分の年収をアップさせることを目的として行われる交渉のことです。
通常、企業側が提供する年収は、その企業の規模や業界の平均年収、求める人材のスキルや経験、採用競争の激しさなどに基づいて設定されます。
しかし、自分自身の経験やスキル、市場価値などを考慮して、自分が望む年収を提示し、企業側と交渉することで、より高い年収を得ることができます。
転職の年収交渉はメリットはあってもリスクはない
年収交渉は企業に対して失礼なのではないか?リスクを伴うのではないか?などといった疑問が浮かんできますが、正しいタイミングとやり方で年収交渉を行えば大丈夫です。
年収交渉によって年収が下がる事はありませんので、年収交渉した後も提示された同じ年収のままか、年収が上がるかのどちらかになるのでメリットしか無いのです。
転職の年収交渉の相場
希望年収をいくらにして交渉をすればいいか迷いますよね。次の手順を踏まえて年収交渉をしましょう。
求人票の年収レンジを参考にする
求人票には想定年収が記載されていることが多いです。その年収の範囲の予算で企業も雇おうと思っています。
転職口コミサイトの年収を参考にする
求人票に年収が書いていない場合は、転職口コミサイトを参考にしてみましょう。
求人票と同じポジションの人であっても意外と想定年収より低かったり、逆に高かったりすることもあるので参考になります。求人票の想定年収はあくまでも想定であり、絶対ではありません。
口コミサイトはこちらを見てみてください。
自分の現年収から計算
企業からしても採用者の年収を決める上で参考にするのが現年収です。
一般的に、キャリアアップでの転職の年収の相場は前職(現職)の年収の+10~20%と言われています。
もちろん、これはキャリアップの場合の転職ですので今までの自分の経験やスキルが活かされてレベルアップする形の転職での年収の上がり方を指します。
未経験職や異業界に転職となると年収が逆に下がってしまったり、業界によってはもっと上る可能性もあります。
異業界に関しては、伸びていたり儲かっている業界だと年収は上がる傾向があります。
業界別の平均年収はこちらの記事を見てみてくださいね。
未経験の仕事へ転職する時の年収交渉の場合
未経験の求人に応募する時は基本的には年収が下がってしまう可能性があります。
しかしながら諦めるのはまだ早いです。なんとか年収を今までと同じかそれ以上に上げる戦略を教えます。
景気の良い業界に転職する
上記でも紹介したように、今仕事をしている業界より儲かっている業界に転職すると未経験でも年収が上る可能性が高いです。
未経験職でも自分の経験やスキルがどの様に活かせるかをアピールする
自分の履歴書と応募する未経験の求人票を照らし合わせると一見、本当に未経験者の0からのスタートのように見えてしまい、内定後の年収も低く出されてしまう可能性があります。
しかし、今までの自分の職歴や経験が全く活かせないということは絶対にありません。物は考えようで自分の強みやスキルが、未経験職でもどのように活かせるのか書き出して職務履歴書や面接でアピールしましょう。
そうすることで、新しい仕事でも活躍してくれるし、能力があると判断されて年収を高くして内定をくれる期待ができます。
例えば、カスタマーサポートをしていた人が未経験の営業職に転職をする時の話です。
その人には営業経験がありませんが、前職のカスタマーサポートでは事業主を相手にしていてビジネス上での問題のヒアリングをしていた経験が営業でも活かせるとアピールすることができます。実はこれは私が実際に面接で言ったことがある実話でした。
これについては以下の記事で詳しく紹介しています。
自分を商品だと思って強みをアピールし、採用する企業がなるほど!雇うメリットがあるぞ!と思わせることが大切です。そのためには企業が納得するストーリー性が大切です。
年収交渉のタイミング
年収交渉をするタイミングですが、内定が出たあとです。
内定が出て、年収も含めてオファーの内容を確認した後にそこから年収を上げてもらえるあどうか交渉をします。
混同しやすいのが希望年収を面接での質問で答えるというのがあります。
これは年収交渉ではなく、あくまで自分が内定後に希望する給与額を理由と一緒に述べるパターンです。面接内では絶対に交渉はしないでください。印象が悪くなり採用の合否に影響が出ます。
年収交渉のやり方
晴れて内定をもらい、内定を承諾するかどうかの返事をしなければならないタイミングで以下のようなメールを送りましょう。次は年収交渉の例文です。
「ご担当者。
先日はお忙しい中、面接の機会をくださりありがとうございました。今回、内定をいただき大変うれしく思います。給与の件でご相談がございます。
ご提示くださいました年収350万円ですが、今一度ご検討いただくことは可能でしょうか?前職では営業とメンバーのマネジメントをしておりましたが、そこでの知識や経験は御社の部門でのマネジメント業務に十分貢献できると考えております。誠に勝手ではありますが、現在400万円の年収があり、今回のご年収も同等の金額でご検討いただけませんでしょうか。何卒、よろしくお願いいたします。」
年収交渉のメール文には以下のポイントを書きましょう。
・オファーされた年収の額
・年収を上げるべき理由
・現年収や希望する年収の額
特に大事なのは「年収を上げるべき理由」です。なぜ年収が上げる必要があるのか企業に説得する必要があります。
内容が具体的であるほどよいです。
例えば、現職では営業利益を110%更新し続けています。など具体的な数字を表して、しっかりと転職先でも結果を出して活躍できる期待を持たせることが大切です。
年収交渉は転職エージェントに任せると上がりやすい
ちなみに年収交渉は転職のプロである転職エージェントの力を借りると上がりやすいです。転職エージェントのキャリアアドバイザーは企業と実際に電話で年収交渉をしてくれるので話が上手く進みやすいです。
なにより、内定が出た後は年収交渉をキャリアアドバイザーがやってくれて自分はリラックスできるのはとても嬉しいです。
(体験談)私が転職エージェントを利用した時は年収交渉で年収を50万上げてもらった
実際に私が転職エージェントを利用して転職を行った時は、キャリアアドバイザーの方が内定先と年収交渉をしてくれてオファーの年収よりも50万円上げてくれました。
流れはこんなかんじでした。
内定をもらい、その後のオファー面談があり内定先の人事とマネージャー2人から年収を含めたオファーの内容を説明してもらい、内定を承諾するかどうか聞かれました。
私はそこでOKを出さずに、一旦考えさせてくださいと伝え、答えを出すまでに3日間の猶予を貰いました。そのタイミングでキャリアアドバイザー方が内定先と年収交渉をしてくれて、結果として年収を50万円上げてくれました。
年収交渉で年収を上げてくれた転職エージェントのキャリアアドバイザーの方には本当に感謝しています。
転職エージェントは無料です。
自分に合った求人を紹介から面接日程調整、履歴書の添削、面接の練習もやってくれますので心強いです。
おすすめの転職エージェント
- JACリクルートメント
ハイクラス転職に強いです。
- doda
幅広い業界をサポート。
- リクルートダイレクトスカウト
登録するだけでスカウトが届く。
合わせてオススメ転職エージェントのまとめ記事がありますのでぜひ読んでみてくださいね。
まとめ:転職の年収交渉は相場を理解して年収アップを狙おう
年収交渉の相場は以下の条件で変わります。
・前職との関連度(キャリアアップの場合は現年収の10-20%アップ)
・業界の平均年収
・未経験だと下がる可能性があるが、景気のいい業界に転職したり、職務経歴書や面接でのアピール次第で上げられる可能性はある。
そして
・年収交渉は内定が出た後にする。
・転職エージェントを利用すると年収交渉は上手く行きやすい。
です。特に年収交渉をして損することは無いので内定が出た後は必ずトライして欲しいです。
一緒に頑張っていきましょう!