Googleって転職の難易度はどれくらい?なにが具体的に難しい?という方にGoogleの転職難易度の実態を解説します。
この記事は私が2022年から2023年にかけて転職活動をした経験と情報を元に提供しています。Googleも採用面接まで受けました。
また、筆者はAmazonの管理職を受けたこともあり、Amazonの面接のコツや体験談を次の記事で紹介しています。
GAFA転職に興味がある人は是非参考にしてみて下さい。
【関連記事】Amazon(アマゾン)の管理職の選考を受けた転職活動体験談
またこちらはGoogle転職のノウハウをまとめた完全解説をしています。合わせて読んでみてください。
- 記事で分かること
- Google転職の難易度
- Google転職の何が難しいのか
- Googleに転職を成功させるためのコツ
Googleの転職の難易度は非常に高い
結論としてGoogleの転職の難易度は非常に高いです。
2023年の就職偏差値ランキングでGoogle (ソフトウェアエンジニア) は【70】で、これは最高難易度です。
エンジニア領域以外のGoogleのポジションも同様に難易度が高いと言えます。
Googleの転職の難易度が高い理由
人気の企業&競争率が高い
Googleは働きたい企業ランキング1位を取るほど人気な企業です。そのため、応募者の数が多いので競争率が高いです。
Googleの中途採用求人倍率は1000倍と言われています。
dudaが発表した転職人気企業ランキング2023<総合>ではGoogleは見事2位です。
>>社会人が選ぶ“働きたい企業”第1位は? 転職人気企業ランキング2023<総合>
例えば、こちらはLinkedInに掲載されているGoogle Japanアカウントマネージャーの求人ですが掲載後の2週間で42人が応募していることがわかります。
これはLinkedIn上だけで42人であり、Google Japan公式採用ページでも応募している人がいるはずですからものすごい数の人が同じ求人に応募していることがわかります。
LinkedInはビジネスに特化したSNSです。気になる方はこちらを読んでみてくださいね。
転職にLinkedInはオススメ!企業からスカウトがもらえるかも
Googleの採用基準が厳しい
Googleの採用条件が社内にはあります。その条件をクリアした人だけが採用されるというシビアな世界です。
以下は How Google Works 私達の働き方とマネジメントという書籍にかかれているGoogle採用の9つの掟です。
1:自分より優秀で博識な人材を採用せよ。 学ぶもののない、あるいは手強いと感じない人 物は採用してはならない。
2 :プロダクトと企業文化に付加価値をもたらしそうな人物を採用せよ。 両方に貢献が見込 めない人材は採用してはならない。
3:成功を成し遂げる人物を採用せよ。 問題について考えるだけの人物は採用してはならな い。
4:熱意があり、自発的で、情熱的な人物を採用せよ。 仕事がほしいだけの人物は採用して はならない。
5:周囲に刺激を与え、協力できる人物を採用せよ。 ひとりで仕事をしたがる人物は採用し てはならない。
6:チームや会社とともに成長しそうな人物を採用せよ。 スキルセットや興味の幅が狭い人 物は採用してはならない。
7 : 多才でユニークな興味や才能を持っている人物を採用せよ。 仕事しか能がない人物は採 用してはならない。
8:倫理観があり、率直に意思を伝える人物を採用せよ。 駆け引きをしたり、他人を操ろう とする人物を採用してはならない。
9:最高の候補者を見つけた場合のみ採用せよ。 一切の妥協は許されない。
実力主義
Googleは典型的な外資系企業でありジョブ型採用をしていています。
ジョブ型採用とは企業が求める職務(ジョブ)を明確に定義し、その職務に必要なスキルや経験を持つ人材を採用する方法です。
Googleの求人が定める募集要項に合う人でないと採用はしません。
そして募集要項に合っている人の中でも特に優秀な人を採用します。
英語力が必要
Googleに転職したい人の中で苦労するのが英語力問題です。
たとえ経験やスキルが十分にある優秀な人でも英語が全くできないと英語で聞かれる面接に対応ができませんし、入社後も英語を使う機会が多いので苦労します。
また、Googleに応募する際の履歴書は英語で書く必要があります。
詳しくはこちらで解説しています。
面接形式が独特
Googleは独特な面接形式をとっているので一般的なの面接対策では確実に不採用になってしまいます。
まずGoogleは構造化面接を行っています。
「構造化された面接」とは、同じ仕事に応募する候補者を同じ面接手法で評価することです。
構造化面接を行うことで、仕事自体が明確に定義されていなくても、候補者のパフォーマンスを予測することができるという調査結果があります。
Googleは構造化面接を採用しており、すべての応募者に同じ質問をし、同じ基準で回答を採点し、あらかじめ定められた採用要件に基づいて採用を決定しています。
そしてGoogleの面接での質問は大きく2種類に分けられます。
- Behavioral(行動に
ついての 質問)・・・・過去の経験や業務を元にどんな行動をしたか答える - Hypothetical(仮説に
基づく 質問)・・・あるシチュエーション上の問題点でどう行動するか答える
そしてこの2つの質問形式に回答する候補者に対してGoogleは4つのポイントを審査しています。
- 「リーダーシップ」Leadership:役職やポジションに関わらずリーダーシップ能力があること。
- 「職務に関連した知識」Role-Related Knowledge (RRK):応募者が求められる成果を達成するために必要な経験、経歴、スキルなどを評価する要素です。
- 「考え方:地頭:一般知識」General Cognitive Ability (GCA):応募者が新しい状況を学び、それに適応できる能力を持つ人材を求めています。応募者の現実の難問解決能力や学習能力が重視されます。
- 「Googleらしさ」Googleyness:Googleが掲げるモットーのようなもので、あいまいさに対処できる柔軟性や積極的な行動力、協調性を持っているかどうかに注目します。
これら上記の4つのポイントを意識して面接の質問に対して回答する必要があります。
この4つの特徴の人物像とかけ離れたような回答をしていますと、不採用になる可能性が高いです。
これがGoogleの転職難易度を上げている要因となります。
Googleの面接についてはこちらで完全解説しています。
転職難易度が高いGoogleに転職するコツ
たしかにGoogleへの転職難易度は高いです。しかし、しっかりと対策をすれば難易度を下げることは可能です。
Googleへ応募する前に以下のポイントを抑えましょう。
スキルと経験を積む
前述したとおりGoogleはジョブ型採用をしていています。応募したいポジションの募集要項に合った経験とスキルをつけるのが必須です。
もし経験が足りない人は、Googleに入社する前に他社へ転職して経験とスキルを積むのもアリです。
詳しくはこちらを読んでみて下さい。
おすすめの転職エージェントはこちらです!転職目的に合わせてバランスよく紹介します。
おすすめの転職エージェント
- JACリクルートメント
ハイクラス転職に強いです。
- ビズリーチ
ハイクラス転職に強く、登録するだけでスカウトが来るタイプです。
- リクルートエージェント
求人の種類と数は業界一です。キャリアドバイザーが履歴書添削や面接の練習もしてくれます。
以下はリクルートエージェントの特徴や使い方を解説しています。自分に合ったエージェントを使ってみてくださいね。
外資系企業で英語力を鍛えて仕事を頑張りたいという人は転職エージェントのロバート・ウォルターズもオススメです。
英語力をつける
Googleでの面接を突破と社内で働くために英語力は必要です。
英語力は数週間だけでどうにかなるものではありません。
英会話教室に通ったり、教材を利用して英語の学習をしましょう。大事なのはアウトプット力です。
こちらの記事でも解説をしています。
リファラル採用を利用する
リファラル推薦を利用してGoogleの求人に応募すると選考が有利になります。
Googleの求人へ応募者が沢山いる中で、リファラル付きの応募者は書類選考が通りやすくなります。
詳しくはこちらで解説しています。
面接対策をする
Googleの面接は独特だと説明しました。
Googleの面接形式に合った質問を想定して回答を予め用意しておくことが大切です。
特に Hypothetical・・・あるシチュエーション上の問題点でどう行動するか答える
の質問対策が重要で、ロジカルに回答していく練習をしましょう。
まとめ:Googleの転職は最高難易度!でも対策をすれば転職は夢ではない。
Googleの転職の難易度が高い理由をこの記事では紹介してきました。
その理由を一つ一つ分析して対策をしていけば、難易度を下げていくことができます。
敵を知り、倒す戦略をたてましょう。
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