- 記事で分かること
- 結局どっちがベストなのか
- 働きながら転職活動するメリット・デメリット
- 仕事を辞めてから転職活動をするメリット・デメリット
- 上記両方のデメリットに対する対応策
- このブログの著者について
タコスはマネージャーとして採用も担当。30人以上の採用をした。今まで転職2回経験。1回目の転職で大失敗、即日解雇を受け、再就職を決意。転職活動1ヶ月で再就職を実現。みなさんが私と同じ失敗をしないように、経験に基づいて転職のアドバイスをしています。
転職活動のタイミングと疑問や不安は尽きないですよね。私は働きながら転職と、仕事を辞めてから転職の両方を経験しています。その経験に基づいて紹介をしていきます。
是非、あなたの転職活動に役立ててください。
転職活動は働きながらもでき、転職になることがある。
転職活動は働きながら可能です。勿論、働きながらの転職活動は簡単では無いかもしれません。しかしそれよりも働きながら転職活動をするほうが実は有利になる時があります。
理由:無職だと書類審査と面接で落とされやすくなることがある
仕事を辞めて無職の状態で転職活動をすると、企業側からすると「なぜ、前の会社を退職したのか?転職前に辞めなきゃいけなかったのか?」と思いますし、面接でも必ず質問をします。
これは悪気があってではなく、現状を尋ねるのは自然なことです。
特に理由もなく辞めたとか、転職活動に専念したかったから辞めたと答えてしまうと、企業からしたら仕事と転職の両立や自己管理ができない人や、また就職しても自己都合で辞めてしまいそうと思ってしまいます。
ここでしっかりとした理由を述べられないと会社はあなたに非常に悪い印象を持ちます。
面接で答えることができればいいのですが、面接の前の書類審査の段階ではそうはいきません。
書類審査の時点で悪い印象を持たれて落とされてしまうことも無いことはないので、できることであれば仕事を続けながら転職活動をする方がベターなのです。
働きながら転職活動するメリット
働きながら転職したほうが良い1番の理由がわかった所で他のメリットも紹介します。
職歴にブランクができない
これも先程の、無職の状態から転職活動すると不利になるのと似ていますが、無職から転職成功した後も、経歴としてブランクが空きます。
これは履歴書に書く時も一生残り、書き換えるのは難しいです。そして面接をする企業はそのブランクについて、理由や経緯を尋ねることが多いです。
嫌になるような話ですが、企業からの立場を考えれば自然なことですね。実は私も学生の時に合計3年のブランク、職歴でも1年のブランクがありますが未だに面接では質問をされます。学歴に関しては10年以上も前のことなのに。
質問する企業は日系企業が多いです。一方外資系企業は気にしない事が多いです。何故なら応募者の持っているスキルと経験を重視するからです。
転職を断念しても今の仕事を続けられる
このポイントも重要です。転職活動してみて転職が思うようにいかなかったり、やっぱり気が変わって転職を延長しても今の仕事を続けていけるので失うものが何もありません。収入も途絶えることがないのでメンタルの安定もあります。
今の会社からカウンターオファーがもらえるかもしれない
カウンターオファーとは、他の企業から内定オファーを貰って退職の表明をしてきた社員に対して、より良い条件のオファーをだして自社に引きとどまらせようとすることです。
外資系の企業に多いです。必ずこういうことが起きるわけではないですが、今の会社の評価に満足が言っていなくてカウンターオファーを期待をした転職活動というのもアリです。
働きながら転職活動するデメリット
働きながら転職活動するほうが有利なことはわかりましたが勿論デメリットもあります。そこもしっかり抑えていきましょう。もちろん対策も教えますね。
企業情報収集や面接の準備に時間が取れない
まず働きながら転職活動をする上での大きな問題は、忙しくて余裕がないことです。しかしながら、転職活動を成功させる秘訣は準備です。準備を制するものは転職を制すると言っても過言ではありません。
ですので、仕事以外の空き時間や週末などで以下に企業情報収集をしたり面接の準備をするかがポイントになります。
面接の予定を組むのが簡単ではない
基本は平日の朝から夜まで働いている人が多いので、面接のスケジュール管理が難しくなります。週末の土日に面接をやってくれる企業は余りありません。私も経験上、一社もありません。
企業によっては仕事が終わった後の夕方に面接を設定してくれることもありますが、やはり基本は平日日中の時間が多いかと思います。ここも交渉力が必要になってきます。
すぐに入社できないと選考が不利になることがある
面接ではよくある質問の一つに、仮に内定が確定したらいつ頃入社できそうか、というのがあります。理想は、いつでも入社可能と返事をすることです。
しかし、働きながら転職活動をしている人はそういうわけにもいかないことがあります。会社の規定や引き継ぎの兼ね合いで、内定先に入社できるタイミングは1-3ヶ月後など様々です。企業としてはできるだけすぐに入社してくれる人が欲しいのがホンネです。
私も新卒で就職活動中である企業と面接をした時にいつ入社できるか質問された時に大学院の卒業式のために数週間海外へいかなければならないので、その後であれば可能と答えたら不採用になりました。
その時はエージェント経由の面接でしたが、エージェント側に面接した企業から「すぐに入社できる人材を優先するため見送らせていただきます。」と返事が来たことを覚えています。
対応策:転職エージェントを利用する
企業情報収集や面接の準備に時間が取れない、面接の予定を組むのが簡単ではないという問題に関して転職エージェントを利用すればラクになることができます。
転職エージェントによっては応募する求人の企業についての詳細を送ってくれることが多いです。それだけを読んで準備すればいいので、情報を集める時間を短縮することができます!この時短効果は絶大です。
履歴書の書き方や面接の練習もエージェントの人がサポートしてくれることが多いので、全部頼って言われたことをこなしていく方が、働きながら転職活動をしている人はラクだと思います。
働きながら転職活動する時のコツ
働きながら転職活動をする人ならではの注意点やコツがありますので合わせて紹介します。私は実際にやらかしたので本当に気をつけてください。
今働いている会社で転職しているのがバレないようにする
転職活動が今の会社でバレないようにするのは大切です。バレたら居心地が悪くなりますし、もし転職を結局しなくなり今の会社にとどまることになったら最悪です笑
働きながら転職活動をしているといつもと違う様子に他の社員の人に感づかれたりしたことが多いです。
例えば、面接のために定時上がりにこだわるようになったり、有給を急に取るようになったり。定時で上がったり有給を積極的に取ることはおかしいことではないのですが、いつもと急に様子が変わったことによる不信感が怖いのです。そこは演技力でしっかりと乗り切ってください。
転職活動は自分のスマホとPCを使う
転職活動の情報収集ややり取りは会社のスマホやPCではなく、自分のを使ってください。でないといつかどこかで必ずバレる瞬間がやってきます。
仕事中やお昼休憩時間であっても転職希望先の企業や転職エージェントと通話をするのはあまりオススメしません。他の社員がたまたま聞いているということがあります。私はこれをやらかしてその後大変になりました。
仕事を辞めてから転職活動をするメリット
既に仕事を辞めて離職中の身で転職活動をしている方もいることでしょう。この記事を観てがっかりしたかもしれませんが、心配しないでください。正しい対策と準備をすれば離職中の状態をアドバンテージにできます!大事なのは戦略です。
余裕を持って転職活動ができる
仕事を既に辞めている人は時間があります。転職の準備が思いっきりできます。繰り返しますが、転職は準備が全てです。準備を征する者は転職を征します。
入社日に柔軟に対応できる
既に会社を辞めているので、内定先の会社が希望する入社日に合わせることができます。これは面接での企業の採用ポイントにもなりますので、働きながら転職活動している人よりも有利に立てることが多いです。
面接ではいつ入社が可能ですか?と聞かれたら、すぐに入社が可能ですと答えればOKです。
同時に沢山の企業を受けることができる
物理的に時間が沢山あるので、一度に沢山の企業を受けて最後に手元に残った内定先から1番行きたいものを選ぶというなんとも贅沢な転職活動ができるのも仕事を既に辞めている人の特権です!働きながらだとどうしても同時進行で受けられる企業数は限られてきます。
資格取得やスキルアップしながら転職活動ができる
転職を始める前や、転職活動と同時進行で勉強しながらスキルアップをしたり資格を取得することが可能です。特に未経験職へ転職したくて資格が必要な人や、転職先で即戦力として活躍するために勉強する時間が必要な人は仕事を既に辞めていると対策をとりやすいですね。
仕事を辞めてから転職活動をするデメリット
冒頭で既に仕事を辞めていると転職で不利になることがあると解説をしました。それ以外にも注意したい点がありますので紹介します。
無収入だと焦って転職先を決めてしまいがち
無職で無収入という状態はなってみると分かりますが、かなりメンタルをやられます。具体的には収入はない上に貯金が減っていき、社会から置いてきぼりにされているという不安と焦りの感情が押し寄せてきます。
そうなってくると一刻も早くどこでも良いから就職したいという気持ちになってきます。すると判断力が鈍りますので、入社を決めた転職先で後悔をしてしまう可能性があります。
すぐに転職できる保証はない
転職者が実際にかかった平均転職期間は3ヶ月〜6ヶ月と言われています。ですが、あくまでも平均で、転職活動するタイミング、希望する職種や役職、業界によっても転職のしやすさは変わります。
リーマンショックやコロナ禍といったどうしようもない外的要因によっても転職の難易度は大きく変わるのです。
ですから、思ったとおりすぐに転職できる保証はないということは頭に入れておく必要があります。
対応策:エージェントが無職の状態のあなたでもサポートしてくれる
転職エージェントは求人先の企業の環境をよく知っているので、応募や内定後入社前によく相談することで焦って入社して後悔してしまうことを避けることが可能です。
また無職状態のあなたを応募企業先に上手くプレゼンをしてくれるのも転職エージェントです。
私は当時、海外で突然クビになって無職になり日本に帰ってくることも許されなく1年間無職でした。
それを転職エージェントの方は理解した上で、私の履歴書を求人先の企業に送る時に、
「彼は前職の会社の都合上、解雇になりコロナの為帰国に時間がかかりブランクの期間があるが、前職では非常に優秀で実績もあり、経験も豊富な人物」
とプレゼンをしてくれました。
そのお陰もあって書類選考も通り、面接までつながった企業も沢山あります。
もしあの時、1年間無職の状態で一人で履歴書を企業に送っていたら、もっと沢山落とされていたと思います。
仕事を辞めてから転職活動する時のコツ
合わせて、仕事を辞めてから転職活動をする時のコツを紹介します。
一定の貯金をためておく
無職で転職活動していく上で数ヶ月生活していけるだけの貯金をあらかじめしておきましょう。貯金の余裕はメンタルの余裕にも繋がります。貯金がすくないとどうしても焦りと不安のために判断力が鈍り、ちゃんと選ばずに会社に転職して後悔してしまいます。
焦らない
とにかくメンタルコントロールが大切です。必要以上に焦ったり不安になるのが無職状態からの転職活動です。ネガティブな感情が襲ってくるのは普通のことと構えている方が良いです、その気持を否定しないでください。
大事なのは感情の理解と対処です。ポジティブシンキングや、趣味やリラックスを心がけるのも大事ですが、不安の原因を特定して解消していくのが1番効果的です。
その原因と不安を特定して対処法を紹介しているのがこの記事ですので不安になったらいつでも読み直してみてくださいね。
とにかく一気に沢山の会社を応募する
決して焦っては欲しくないのですが、無職の状態での転職活動は時間との勝負だったりします。貯金は減っていく一方ですし、無職のブランクは短いほうが印象は良いものですから。
なのでとにかく沢山の会社に応募をして沢山面接を受けて、早く良い内定を勝ち取りましょう。時間が沢山あるのが仕事を辞めた人が転職活動をする上で持っている特権ですから。
また転職エージェントを利用すると転職活動はとてもラクになります。
転職エージェントは無料です。
自分に合った求人を紹介から面接日程調整、履歴書の添削、面接の練習もやってくれますので心強いです。
おすすめの転職エージェント
- JACリクルートメント
ハイクラス転職に強いです。
- doda
幅広い業界をサポート。
- リクルートダイレクトスカウト
登録するだけでスカウトが届く。
合わせてオススメ転職エージェントのまとめ記事がありますのでぜひ読んでみてくださいね。
まとめ
今回は仕事をしながら転職するのと、仕事を辞めてからするメリットとデメリットとその対策をそれぞれ紹介しました。自分が置かれている状況を悪いと思わずメリットを最大限に活かして戦略を持って転職活動をすれば必ず成功するはずです!
何度か紹介しましたが、転職エージェントを利用するのは本当に助けになります。利用は無料ですし、私の転職エージェント利用経験も参考に是非一度転職エージェントを利用してみてくださいね。